tennis365.net テニス365ブログ 新着記事を読む ]    [ テニス365 ホームショッピングニュースログイン ]

Rinny、アメリカの大学でアシスタントコーチ Rinnyがアメリカの北東部にあるとある大学で女子テニス部のアシスタントコーチをしてるお部屋。ちなみにトーナメントにも出場中。

男子テニス部(長文です)

本日はわざわざフロリダ州から入学した新1年生とテニスをしました。うちの大学は規模が小さくて学費の安さがウリ。なので遠くからわざわざ無名に近いうちの大学に来る事はまずありません。それを男子テニス部のコーチ(女子テニス部のコーチとは違う)がわざわざフロリダ州(アメリカ南東部)から連れて来たみたいです。
その新1年生はフランス人で2年前からアメリカに来てるみたいです。(実は名前を知りませんw)
男子テニス部のシーズンは春学期の3月~5月。彼がテニス部に入れば今のところは間違いなく彼がNo.1でしょう。仮に僕が男子テニス部に戻ったとしても、今はまだ彼のほうが実力は上です。(悔しいけど)

本日は僕と男子テニス部について。
2003年1月(春学期)に大学に入学した僕は男子テニス部のシーズンが春だとは知らずに適当に授業を登録しました。
テニス部では遠征や練習があるために午後は極力クラスを取らないのが良い事です。
それを知らずに午後も授業があった僕はいろいろと大変でした。しかし、この時に助けてくれたのが当時コーチだったグレッグ。大学入学してまだよくわからない時に彼がいろいろと助けてくれた助かりました。
2年生になると大学の事もわかったので特に問題はなかったのですが、諸事情によりグレッグがいなくなってしまいました。大学は一生懸命新しいコーチを探して、近所にすむとある人を探してきました。たしか名前はネイトだったような。「名選手は必ずしも名コーチではない」ですが、選手としてのネイトはすごい成績だったらしいです。ジュニアから世界を回っていて某会社とも契約していたらしいのですが、怪我により断念。すごく楽しみにしていたのですが、シーズンが始まるギリギリになってネイトがコーチを辞退したことを聞きました。そこで新コーチとして任されたのは、大学でテニスのクラスを教えてる先生(専門はバスケらしい)。その先生からしてみれば、最初の部活動のコーチ、右も左もわからず、選手もコーチも右往左往したシーズンでした。

3年生の時になると、男子テニス部にまた新たにコーチがやってきました。(3年の間に4人)
彼はイタリア系アメリカ人。仮にTコーチとしましょう。Tはめっちゃイタリア人のど真ん中をいってる陽気なおじさん。見た目は40後半から50前半だけど、実は60歳を超えてるらしい。
彼の指導を一言でいうと、「熱血」。
このコーチから「キャプテン」と「No.1」というありがたい称号をもらいました。なんと新聞にも載った次第です。
彼や自分を見て思った事は、今までテニスを習ってきたやり方が自分の教え方にすごい酷似してる事を。

僕は高井戸ドームテニススクールに高校時代通っていました。ここはコーチの質がものすごく高くて、簡単なのから難しい課題という、説明は難しいですがここの練習法がすごく気に入りました。特にY田コーチには大変お世話になって今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
反対にTコーチは30歳過ぎからテニスを始めて、かれこれ30年以上の経験があります。彼曰く、コーチの言われるがままを文句一つ言わずに実行してきたらみたいです。
僕はというと、理論的で理屈っぽいのですが、納得のいかないことがあると聞きます。「自分が今なんでこれをやってるのか」、「これはどのように役立つか」というのがわからないとやりたくありません。やっても身が入りません。テニススクール時代はよく聞いてました。Y田コーチは真剣に答えてくれました。というか、彼の説明が上手くてあんまり聞き返す事もありませんでしたがw

Tコーチは「自分の言うことが絶対。」これは今までの彼が習ってきたスタイル+自分の自信から来てると考えてます。これも1つの教え方でしょう。しかし、僕にはちょっと馴染めませんでした。テニスをまったく知らない初心者の方なら黙々と言われたことをやり続けていた事でしょう。しかし、僕はある程度の経験があります。自分なりのテニスの考え方もあります。だから、黙々とは実行できませんでした。
疑問や納得のいかない事があるとTコーチにその都度「この練習をすると何にいいの?なんでこれをやってるの?」などと聞きました。彼は「練習中に聞かれると他のプレーヤーの時間に迷惑がかかるから練習後に聞きに来なさい」とのこと。練習後に聞きに言っても「黙って俺の言う事を聞いていればいい。」との事。

選手とコーチの間には「信頼」が必要だと僕は信じてます。信頼は一朝一夕では出来ません。少なくとも僕は「黙ってついてくればいい」と言う人は信頼できません。人としては信用してますが、コーチとしては信頼できません。
僕は悩みました。自分はキャプテンという立場でみんなをまとめていかなくてはいけない。それに自分が男子テニス部を辞めるということは、他の選手のプレーする順番が一つずつ上がっていくのでみんなにプレッシャーが余計にかかる。
「我慢できるとこまで頑張ってみよう」と自分なりに答えを出しました。
コーチは常日頃から「俺のやり方が気に食わない人は辞めていいから。」と言ってました。
いろいろと葛藤はありましたが、悩んだ挙句シーズン第1試合の前日に僕は辞めました。僕が辞める悪影響以上に僕のわがままでテニス部を乱すわけにはいかない。僕にはどうしてもTコーチを信頼できなかったから。そこまで心が広くなかった。

僕が辞めて数日するとTコーチから「テニス部に戻って来いよ」
「はっ、あんなに{辞めたいやつは辞めていいから}と言っていたのに。なんで手のひらを返したように言うの?」
何回断ってもしつこく連絡してきました。ちょっと精神的に苦しかった。
Tコーチからのとあるメールに「それだけの才能があってテニスを辞めるなんてもったいない。」と送られてきました。才能がどれだけあるかは別として確かにテニスをやめるのはもったいないと思い、さっそくアメリカテニス協会に登録してトーナメント(日本で言う草トー)に出場することにしてようやくコーチから誘いもなくなりました。
しか~し、どこから聞いてきたかわかりませんが、Tコーチは僕は来年の春学期も学校にいるということを聞きつけてまた最近誘ってきます。

男子テニス部の人達からも「戻って来いよ。」と言われます。今日一緒に打ったフランス人からも「テニス部には戻らないの?」と言われます。
特に男子テニス部の連中からは「コーチはもうお前に何も言わないってよ、お前のしたい事をしていいって。熱血も抑えるって言ってたぞ。」と言われました。
どうやらTコーチは僕が彼の熱血漢に嫌気がさしたと思い込んでるらしい。ちゃんとメールでも違うと送ったんだけどな~。
僕がテニス部で自由奔放だったら他の選手の良い迷惑です。そんな日本でプレーしてる助っ人外国人並みの待遇いりません。(ちょっと味わってみたい気もするがw)それにTコーチの熱血漢ではなくて、ただコーチ観の違いですから残念!!(古)

なので今は女子テニス部のアシスタントコーチ、春はトーナメントに出てます。
長くなりましたが読んでいただいてありがとうございました。
男子テニス部 | 投稿者 Rinny 12:45 | コメント(2)| トラックバック(0)

初戦と2戦目と思わぬデビュー

昨日と一昨日と2日連続で試合がありました。選手達にはさぞ疲れた事でしょう~。
昨日の対戦相手はロードアイランド州にある大学。シーズン最後に行われる大会でも戦う重要な一戦。
シングルス6試合、ダブルス3試合を行い、4-5で惜しくも負けてしまった。
コーチはコートチェンジの時に選手と話せるというルールなので、各コートを見回ってコートチェンジを見計らって作戦を伝えたりするのが試合中の役割。
僕も普段はそうするのですが、今回はちょっと趣向を変えて相手校の選手の長所短所を紙に書き留めた。そうするとまた対戦するときにも使えるし、今後の練習の課題にもなる。
対戦相手に悟られないように「日本語」で書いてると、うちのコーチのジョーが「何してんの?」それに続いて対戦相手のコーチまでが何をしてるのか聞きだしてきた。日本語で書いておいてよかった~叫び
今日のメモでいろいろうちの大学のしなくてはいけないことが見えてきたからよかった~スマイル

本日対戦した相手は1部に属する大学なのですが、そこの大学の部に入れなかった人たちが集まったチーム。日本でいうところの「サークル」にあたるのかな。
試合前の練習中にアクシデント発生。な、なんとうちの選手の1人が捻挫をしてしまった。あいにく今日は日曜日、仕事で来れない人1人、怪我をしてる人2人、残った人数7人。予定していた6シングルス4ダブルスが出来ません。まいったぁ

そこでジョーが僕に「第4ダブルスで出てくれ」
男の僕が女子テニス部デビューしちゃいましたガハハ
パートナーは日本人の女の子で今日が記念すべき第1試合。勝たせてあげたい、でもジョーからは「本気を出してはいけない、相手に打ちやすいボールをうちなさい。」
そ、そんな~まいったぁ
さらにジョーは「Rinnyがゲームをセットして、パートナーの日本人の女の子にポイントを取らせなさい。」
無茶な~、相手が打ちやすいボールをわざと打ってゲームをセットアップするなんて。
結果1-8で負けました。(ダブルスは8ゲーム先取)
でも良い思い出になりましたイシシ

ちなみに明日は9時と12時半から授業でその合間に宅急便で届いた荷物を近くの保管所(といっても車が必要)まで取りに行って、3時の練習までにラケットのストリングを最低3本を張り替えなくては~。
アシスタントコーチ | 投稿者 Rinny 12:22 | コメント(0)| トラックバック(0)

雨で順延。

雨のために本日おこなわれるはずだった、今シーズン最初の試合が来週の木曜日に順延になりました。

一昨日あたりにやっとユニフォームやバッグが至急されました。といっても、シーズンが終わったら返さなくてはいけません。僕の番が来たと思ったら「あなたにあげるものはない。」と一喝。理由を聞いたら「去年渡したジャケットを返していないから」とのこと。借りたものは全部返したさ~。返していないと言われたのは今回が2回目。最初は1年生の男子テニス部の時。もらっていないものを返していないと言われ、危うく次の学期の授業登録が出来なくなるところでした。なんとかお偉いさんに話してなんとか無事にすんだ。
アメリカってこういう事がよくあるんだよね~。よく言えば「のほほ~んとしてる」悪く言えば「適当」

本日は授業があったので遅れてテニスコートへ行きました。雨がそこそこ降っていて、コートが濡れていたのに練習をしていた模様。(実際は練習後のミーティングで来たから詳しくわからないけど)日本の大学生達も雨が降っていても練習をするのだろうか?
僕が男子テニス部を辞めた理由の一つにはこれがあります。雨が降っていても練習をする、ボールが濡れても気にしない、ストリングが濡れても気にしない。今はコーチの身だからジョー(本コーチ)が雨でもやると言われたらやるしかない。雨が降った時用の安っぽいラケットがあるしw
ストリングは絶対にぬらせたくない。

もう1つ日本に比べてアメリカが大雑把な事。
日本人ほど道具への執着心がない。
確かに僕はラケット、ストリング、グリップテープなどへこだわりがある。とある部員が「神経質すぎる」と言ったほど。アメリカ(少なくとも僕が今まで見てきたアメリカ人)はストリングも特に気にせずに大学側が買った安物、テニスシューズを履いてる人が少ない、グリップテープが本来の性能を失っていても気にしない。そして、雨が降っていも普通にプレーをする。

なんかアメリカテニスの批判みたくなってしまったw
アメリカのテニスは好きですよ☆
特に褒めて伸ばそうとするとこが好き。

次回は僕が男子テニス部を辞めた理由について書きたいと思います。
アシスタントコーチ | 投稿者 Rinny 10:53 | コメント(0)| トラックバック(0)

アメリカの大学のテニス部について。(うちの大学)

こんにちは。
前回にも書きましたが、我々は第3部(実力ではなくて)に所属しています。

コーチ(日本でいう監督)はジョーという温厚だけど、テニスには暑いものを持ってる50過ぎのおじさんです。

日本の大学の部活動みたく何十人も部員がいるというのはうちの大学ではありえません。というのも、ユニフォームを至急されるのは12人までだからです。(去年までは10人)

ちなみに試合内容はシングルス6本、ダブルス3本の計9試合。このうちの5試合以上勝てば勝利です。同じ選手がシングルスとダブルスに出てもOK。

ホーム試合のときは問題ないのですが、遠征に行くときに連れて行ける人数の制限が出てしまいます。遠征にはバンを使うのですが、人と荷物をあわせると10人が最高かな。なのでジョー、僕、8人の選手でいっぱい。
やさしいジョーは9人目や10人目を部員として招いてもいいのですが、ホームの試合にも出られないし遠征にもう帯同できない、練習だけでシーズンが終わるのはかわいそうという理由で今までは8人までしかテニス部には入れませんでした。しかし今年はどういうわけか12人まで集められたら集めたいとジョーは言ってきました。理由は、試合にも出られなくてもいい、遠征に行けなくてもいい、今年は一生懸命練習して来シーズン(来年の秋)に出られるように頑張ると言う人なら8人目以降として受け入れるとのこと。

今シーズン最初の試合まで後4日。
アシスタントコーチ | 投稿者 Rinny 12:45 | コメント(3)| トラックバック(0)

はじめまして。

はじめまして、Rinnyです。

ただいまアメリカの北東部で大学生をしているかたわら、大学の女子テニス部のアシスタントコーチをしています。スマイル

うちの大学は年間2学期制でした、春学期は男子テニス部のシーズンで秋学期が女子テニス部のシーズンとなってます。

僕はただいま4年生に近い3年生です。
男子テニス部は1年生と2年生の時にやっていて、今は入っていません。詳しくはまた今度書きますが、春は近所のトーナメントに出ています。

女子テニス部は大学入学からずっとやってるので今年で4回目。本当なら4年生なのですが、まだ3年生です。あ、別に日本の大学ある「留年」したわけではありませんw

8月の終わりから練習が始まり、9月14日に今シーズンの第1試合を迎え、10月の下旬まで試合があります。実質1ヶ月ちょっととはっきり言って「短い」です。やっちゃったぁ
この間に10校ちょっとの大学と試合をします。

我が大学は第3部に所属してます。しかし、1部や2部へ行ったり来たりはありません。どれだけスポーツ奨学生を受け入れるかで決まってるらしいです。ちなみに3部だとスポーツ奨学制度は一切なし。(ちなみに2部だと一部の部員で1部だと全員に奨学金があるみたいです)

そんなこんなでブログを始めさせていただきました。これからも女子テニス部、自分のテニスの事、はたまたアメリカのテニス事情などを書いていきたいと思ってますので、よろしくお願いします。にっこり
アシスタントコーチ | 投稿者 Rinny 21:35 | コメント(0)| トラックバック(0)
2006年 9月  >>
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
最近のコメント
おかげさまで会員様数…
Love Memories 05/06 08:09
はじめまして。情…
Rinny 07/03 07:40
こんばんは!はじめま…
青い鳥 07/02 23:23
ブログ読ませて頂きま…
藤原 崇平 08/06 00:41
コメントありがとうご…
Rinny 09/27 13:30
最近のトラックバック
このブログサービスは「テニス365 テニスブログ」で運営しています。テニス365会員なら無料でご利用・作成いただけます。